Sendmail設定
TurboLinuxでは、Sendmailはデフォルトでインストールされています。
だから特別に変わった設定をしようとしない限り、とても簡単に設定で
きてしまいます。でも、なにか特別なことをしたいというときのために、
大まかに設定について知っておいたほうがいいと思いますので、その
他の情報も載せておきます。(ちょっと手抜きですが)
<特別な設定はない人の場合>
ただ外と内でメールをやり取りできるようになればいいのであれば、
/etc/sendmail.cwというファイルに
server.company.co.jp
company.co.jp
という行を追加しましょう。これでメールがうまく届かないときは、
/etc/mail/sendmail.cwというファイルに同様の記述をしてみてください。
これだけで、メールサーバとして使えます。
<特別な設定をしたい人の場合>
内と外のサーバをそれぞれ作りたいなど、少しデフォルトの設定ではできないことを
したいときは、設定を変えなければなりませんが、以下の手順で変更します。
Linux2.0をインストールした時点で、sendmail8.9.0がインストールされています。
設定の仕方は
@CFの構築....................sendmailではsendmail.cfというファイルにその設定情報が
ありますが、このファイルを直接設定するのはとても難しいため、この
設定ファイルを作成するためのツールを使います。それがCFです。
まずはこのCFを構築します。まずはCFをダウンロードしましょう。
ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/pub/mail/CF/CF-3.7Wpre6.tar.gz
A/usr/local/srcにあるCF-3.7Wpre6_tarを
>>tar xvf CF-3.7Wpre6_tar
で展開します。
B作成されたCF-3.7Wpre6というディレクトリに移動します。
>>cd CF-3.7Wpre6
CCFを構築します。
>>make cleantools
>>make tools
Dディレクトリの中のStandardsディレクトリにあるsendmail-v8.defをコピーします。
>>cp
Standards/sendmail-v8.def sendmail.def
Eこのsendmail.defを編集します。
CF_TYPE=R8
OS_TYPE=linux
MY_DOMAIN='company.co.jp'
ACCEPT_ADDRS='company.co.jp'
DIRECT_DELIVER_DOMAINS=all
FROM_ADDRESS='$m'
REWIRTE_GENERIC_FROM=yes
などという記述をします。この設定については、
「Networking Linux」 やまだあきら・はねひでや著 アスキー出版局
「Sendmail Manual&Reference」 亀田久和著 秀和システム
「Linuxによるインターネットサーバー構築入門」 ローカス/主婦の友社
などの文献を参考にしてみてください。
F>>make sendmail.cf として先のdefファイルからCFファイルを作成します。
これでCFファイルができますので、このファイルをテストします。
>>/usr/sbin/sendmail -C./sendmail.cf -bt
としてカレントディレクトリのcfファイルを読み込んでルールテストモードで起動します。
Gテストがうまく行ったら、元のcfファイルをセーブしてからcfファイルをコピーします。
>>cp /etc/sendmail.cf
/etc/sendmail.cf.save
>>cp sendmail.cdf /etc
その他設定情報等
@メールボックスの確認は
>>ls -l /var/spool/mailでできます。
Aログ情報は/var/spool/mailというファイルの中にあります。
Bsendmail.を停止するには
>>cat /var/run/sendmail.pid、でプロセスIDを確認して
>>kill <id>
で停止します。
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最終更新日 : 2001/10/10
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